ライブリーやまがた版消費材 放射能検査対応について

 

1.基本方針

厚労省から放射能基準(放射性セシウムの食品基準/1kg当り)の改定案(2012年4月より適用予定)が示される中、ライブリーやまがた版で取り扱う消費材について、生活クラブ連合会の対応方針に準拠し、「わかること(数値)」を基本に全品目の放射能検査を行っていきます。しかし、向こう何十年にも及ぶ放射能汚染への対応が求められる中、検査費用の負担や人的確保などの課題を考慮し、生産者(提携先)と協力し合い、身の丈に合った対応を基本に次の通り取り組みます。但し、情勢の変化などから緊急を要する場合などはその限りではありません。

<参考>

⑴     国の新基準(適用予定)

 2012年4月から、放射性セシウムの食品基準(1㌔あたり)が厚生労働省から示されました。これまでの生涯放射線量の許容量を「年間5ミリシーベルト」からICRP(国際放射線防護委員会)が提唱する「年間1ミリシーベルト」に改定される予定です。

⑵     生活クラブ連合会

2011年9月から、二つのDCに「Nal(TI)シンチレーションカウンター」を導入し、全品目検査を実施、測定結果は組合員ニュースやホームページで随時公開しています。また、2011年11月から品目毎の検査頻度や優先品目を見直し、測定時間をこれまでの3倍とすることで、検出限界値50㏃を目標とした精密な検査を実施しています。※2011年7月、自主管理委員会において「放射能基準検討委員会・準備会」を設置(今後、独自基準を提案予定)。

2.具体的な取り組み

(1)消費材の放射能検査について(原料の切り替え時期から順次)

①最重点消費材

NO. ジャンル 対応
1 水産品 食物連鎖及び自然循環の最終地として海洋汚染(特に海底の土壌)が深刻であり、原料の切替時期にロット毎の検査を実施。
2 計画購入 繰り返し利用する醤油や味噌などについて、原料の切替時期にロット毎の検査を実施。
3 日配品 日常利用する豆腐や油揚げなどについて、原料の切替時期にロット毎の検査を実施。
4 降下物(雪)の影響などから土壌汚染が懸念されるため、24年度産米の作付前の土壌検査並びに収穫後の検査を実施。
5 農産品 米と同様、作付前の土壌検査並びに収穫後の検査を実施(圃場や生産者毎)。

②重点消費材

NO. ジャンル 対応
1 惣菜 利用頻度の高い冷凍食品について、原料の切替時期にロット毎の検査を実施。
2 パン 原料の切替時期にロット毎の検査を実施。
3 牛肉 県の検査だけでなく、食文化の位置付けと自主管理の視点から買付単位毎の検査を実施。

③季節消費材など

NO. ジャンル 対応
1 ギフト さくらんぼ、ラ・フランス、ぶどう、りんごなど(年1回)。
2 シーズン ひやむぎ、そうめん、ドリンクなど(年1回)。
3 その他 情勢から協議・検討を経て検査を必要とする消費材(都度)。

 

東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、これまでの対応(以下に記載)を踏まえ、利用頻度と情勢などから、①最重点消費材、②重点消費材、③季節消費材などに分類し、消費材原料が原発事故後に切り替わる時期に、ロット毎の放射能検査を実施します。また、農産物については、降下物(雪)の影響を考慮し、作付前の土壌検査並びに収穫後の検査を、圃場及び生産者毎に行います(特別企画品(6桁番号申込品)の食品は生産者の自主検査を継続)。

尚、検査結果の内容はH.Pや生活クラブやまがたニュースなどで公開します。

(2)組合員

組合員が生活する環境における空間線量モニタリング活動を展開し、組合員による自主管理・自主運営を推進します。生活クラブやまがたが所有する「NaIシンチレーションサーベイメーター」を活用し、地区または班などで測定時期や場所、方法や測定結果などを共有します。組合員のモニタリング活動などの内容はH.Pや生活クラブやまがたニュースなどで公開します。

(3)生産者

全生産者に対して、自主検査の実施と検査結果の報告を依頼します。互いに手を携えて向こう何十年にも及ぶ「放射能と向き合う持続的な生産と消費」を、生産者と一緒に進めます。生産者の自主検査などの内容はH.Pや生活クラブやまがたニュースなどで公開します。

 

3.これまで(現在)の対応

ライブリーやまがた版で取り扱っている消費材は、生活クラブ統一消費材と同じに、放射能汚染の基準について、国の暫定基準値を採用し、消費材の生産地における自治体が実施している放射能検査結果を基に取り組んでいます。合わせて、やまがた版消費材の全生産者(提携先)に対して、放射能汚染に関するアンケートを実施して対応状況の聞き取りなどを行っています。

(1)生産者への聞き取りなど

生産者(提携先)に対して、原料の産地や収穫時期、原料切り替え時の対応や自主検査の有無の確認、検査結果の報告を受けるなどを行ってきました。原料の一部が原発事故後の原料に切り替わった水産物について外部測定機関(㈱理研分析センター)において放射能検査を行いました(測定結果は公開)。

(2)農産物の検査

放射線測定器・食品放射能汚染検査測定「※NaIシンチレーションサーベイメーター」を購入して、本部センターに入荷する農産物の放射能検査を行ってきました(食品の放射能汚染検査を測定する機器として不適正として、12月中旬に測定を中止)。また、「㈱マルタ」の農産物について、放射能汚染の影響の少ない産地を指定して取り組みました。加えて福島県産の「梨」について、外部測定機関(㈱理研分析センター)において放射能検査を行いました(測定結果は公開)。

(3)登録米の検査

2011年産米、舟形町・米沢市・南陽市・白鷹町の玄米について、生活クラブ連合会検査室において「Nal(TI)シンチレーションカウンター」による10時間検査を行いました(測定結果は公開)。

(4)おきたま野菜ボックス

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、2011年度「おきたま野菜ボックス」の取り組みについて、生産者「おきたま産直センター」と話し合い、全品目供給前放射能検査を行うこととしました。検査機関(農民連食品分析センター)において放射能検査を行い、登録者に対して測定結果を公開してきました。

4.これまでの検査結果

 生活クラブやまがたのホームページ(yamagata.seikatsuclub.coop/)にて順次公開します。(詳しくお知りになりたい方は、生活クラブやまがた本部☎0238-23-7232にお問い合わせください)

 

生活クラブやまがた単協独自取り組み品放射性物質検査報告

  消費材(生産者)

 

ヨウ素131

(検出限界Bq/kg)

 

セシウム134

(検出限界Bq/kg)

 

セシウム137

(検出限界Bq/kg)

測定日 検査機関
なめこ(米沢市) ND(10) ND(10) ND(10) 12/14 生産者自主検査(農民連食品分析センター)

水菜(南陽市)

ND(10) ND(10) ND(10) 12/12 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
ほうれん草(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 12/13 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
土里いも(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 11/29 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
ほうれん草(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 11/17 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
人参(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 11/17 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
人参(南陽市) ND(10) ND((10) ND(10) 11/17 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
かぶ(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 11/17 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
かぶ(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 11/17 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
大根(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 11/17 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
しいたけ(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 11/18 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
アスパラ菜(川西町) ND(10) ND(10) ND(10) 11/18 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
ねぎ(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 11/17 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
ターサイ(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 11/17 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
きゃべつ(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 11/17 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
春菊(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 11/17 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
チンゲン菜(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 12/6 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
パクチョイ(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 12/6 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
小松菜(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 12/6 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
小松菜(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 12/6 生産者自主検査(農民連食品分析センター)
じゃがいも(南陽市) ND(10) ND(10) ND(10) 1/23 生産者自主検査(農民連食品分析センター9

以上、冬期間限定取り組みの「野菜ボックス」の中身についての検査報告。生産者:おきたま産直センター(山形県南陽市)

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