50周年記念事業 生産者とつながろう!プレ学習会開催報告(味輝)
プレ学習会がぞくぞく開催中です!!
今回もやまがた独自版でおなじみの天然酵母パンの生産者「味輝」さんと、パン作りを行ないました。
日時:5月18日(金)10:00~13:00
場所:西部コミュニティセンター
生産者:㈱味輝 代表取締役 荒木和樹(埼玉県)
参加者:合計34人
<内容>
1.二次発酵した生地(※中種)を使用して、「揚げパン」と「フルーツ&ナッツパン」の2種類(柔らかい生地と硬い生地)のパンを作って食べる。※中種(小麦粉を練って自家製酵母で発酵して17時間経過したもの)
4テーブル各7~8名程度のチームに分かれてパン作り
①フルーツ&ナッツパン作り
まずは生地を練る。ここからスタート!中種にライ麦粉と塩と砂糖を混ぜて練る。ハンバーグを練るイメージで!しっかり練らないとパンが膨らまない。硬い生地の為、結構な力が必要で交代しながら練る。約20分練ったところでドライフルーツを入れてまた練る。出来上がった生地を丸くして40分程熟成させた生地を小さく切り分け、フルーツ&ナッツパンの成形。キャンパス地に包み、また少し熟成。200度のオーブンで20分位焼いて出来上がり。
②揚げパン作り
生地に砂糖、塩、バターを入れて練る(好みで脱脂粉乳も入れる)先程の硬いパンとは違い柔らかい生地となり、練っている組合員から「気持ちイイー」という声が出る。30分程熟成させた生地を切り分け、ツイスト状に成型する(これがなかなか難しく、ちょっと楽しい)。これを油で揚げる。色目がついたら出来上がり。この揚げパンの配合が一般のパン屋さんでは食パンしてしまっている。菓子パンが食パンに変わってしまった。
2.荒木和樹さんのお話しを聞く
自家製酵母は、お米と麹を3週間かけて作られたものを使用。イーストフードとは、窒素、リン酸、カリです。これを使用することにより2時間程でパンが焼ける。味輝では24時間掛かる。無添加でのパン作りは手間隙がかかる。一般のパン屋さんとはちょっと違う。硬かったり、ポソポソしたりしているが、中がミッチリ詰まっていて腹持ちが良いというのが特徴。食べ盛りの小・中学生は、市販のパン1斤を食べるより、味輝のパン1切れ食べた方がソコソコ腹持ちが良い。1斤100円で売っていてもその違いは明確。加えて、米麹を使っているのでお米の味もする。和食のおかずにもマッチするので、主食のパンとして味わって欲しい。
今日は菓子パンの怖さを実感してください。味輝の菓子パンは、油脂をタップリ使って柔らかさを出しているが、天然酵母なのですごく時間がかかる。 市販の菓子パンの多くは、味輝と同じに油や砂糖を多く使うが、中々膨らまないので、副材料のイーストフードを使っているところが多い。 今回は時間の掛かるパンの作り手の気持ちを理解して欲しい。そして安心して子供に食べさせられるパンを選んで欲しい。
参加者からは「パンの食べ方を教えてもらうことで、こんな食べ方もあるんだ」と、またパンの美味しさを実感したと感想が聞かれました。味輝のファンは増えたと思います。これから、まだまだプレ学習会を企画していますので、どしどし申し込んで生産者とつながっていきましょう!
参加申込の締め切りは3日前まで、託児が必要な方は1週間前までに申し込み下さい。