50周年記念事業 生産者とつながろう!プレ学習会開催報告(野川食品)
野川食品(たわらっ娘)
日 時:6月18日(月)10:00~12:00
場 所:鈴川公民館(山形市)
生産者:野川食品 野川寿一さん
参加者:合計24名
主 催:北地区運営委員会
6月18日(月)10:00から鈴川公民館で、山形支部北地区主催の『野川食品』のプレ学習会が行われました。参加人数は24名、ゲスト2名でスタート。『野川食品の消費材はみなさんご存知ですか?「たわらっ娘(油揚げ)」です。今や、独自品の単品利用結集ではNo,1かな。週1,000個の利用があります。』野川さんが話をしてくれました。
“たわらっ娘”誕生秘話
小さいお店がどんどん姿を消し、大手スーパーに消費者が集中する中、生活クラブやまがたとの出逢いが、小さな豆腐屋を後押ししてくれました。生活クラブやまがたから最初『消泡剤を抜いて、米油で揚げて欲しい』と言われた時はビックリしました。その要望を受け、消泡剤を使わずに豆乳を煮る温度を調整し、米油で揚げた試食品を作ったところ、「油臭くない・香り良い油揚げ」が出来上がりました。(米油の特長は、酸化しにくく油持ちがよい)。
生産者の想い
市場にもおろしていますが、油揚げの揚げ方が全然違います。高温と低温の二種類のフライヤーを使って油揚げを揚げます。低温(1410℃)のフライヤーで油揚げを揚げると、水分が膨張し、油揚げが大きくなります。次に高温(140℃)のフライヤーの中で揚げることで、水分を飛ばし柔らかい食感の油揚げになります。市場では見栄の良い物を望んでいるので、製造工程一つ増やすような面倒なことはしません。要は揚げる温度が高いほどコストが掛からず早く商品ができます。見返りとして食べた時の食感が違ってきます。ここにも野川さんのこだわりを感じます。トコトンこだわった美味しい油揚げを作りたかったのです。それを認めてくれたのが、生活クラブやまがただったのでした。
みんなで試食します
いよいよお楽しみの調理の時間。たわらっ娘レシピ4種類を作ります。ポイントは「たわらっ娘」は油抜きしなくても良いです。出来上がり!みんなで試食します。
①たわらっ娘ピザ
②たわらっ娘まきまき
③たわらっ娘ラスク
④たわらっ娘ドックとたわらっ娘
「たわらっ娘」の名付け親でもある、山形支部のTさん。当日は会場へ可愛いお子さんを連れて遊びにきてくれていました。
『落ち込んだ時、みなさんはどうやって乗り越えますか?「たわらっ娘」の包材に書かれている「心もからだもふわっと元気」は、私の実体験から生まれた言葉なんですよ!みんなで作った「たわらっ娘」、組合員一人一人の利用という形で支えていきましょう。』
想いをどのように組合員へ伝えていくのか
参加した組合員一人ひとりが笑顔で帰った姿を見て、今回の野川食品のプレ学習会は大成功だったと感じています。この後、山形支部北地区の運営委員会があった中で、運営委員の言葉が印象的でした。
生産者の方の消費材を作り上げるための努力は凄いものがある。その想いをどのように組合員へ伝えていくのかが今後の課題になると・・・。