50周年記念事業 生産者とつながろう!プレ学習会開催報告(ニューオオクボ)
パスタ(ニューオオクボ)美味しさの秘密
日 時:6月19日(火)
場 所:南沼原公民館(山形市)
生産者:ニューオオクボ 篠原眞樹
参加者:合計28名
主 催:南地区運営委員会
6月19日(火)南沼原公民館にて、ニューオオクボの篠原眞樹さんをお迎えし、プレ学習会を行い、みんなでパスタ作りにチャレンジしました。
デュラム小麦
「デュラム小麦」を100%使用しているのは勿論のこと、その「デュラム小麦」も入手できる最高グレードのものを指定しています。具体的にはカナダ産の一等級の物を指定銘柄とし、その中心部分(約70%)の荒挽き(セモリナ)のみを使用しています。「デュラム小麦」の栽培は、雨が少なく乾燥した気候に適しているので湿気の多い日本では栽培できないとのこと。
実際に触ると、砂のようにサラサラしていたのが印象的でした。
700年の伝統ある製麺方法
ニューオオクボでは、せっかくの美味しい原料の風味を壊さないために、独立した【練り】と呼ぶ工程で低速で発熱させないように生地作りを行うそうです。その後、伝統製法に習い、ブロンズダイスを使用し形成していきます。こうして表面がザラザラしたパスタが出来上がります。(これがソースが絡みやすい理由とのこと)。
そして製麺されたものは乾燥工程に移されますが、ここでは20~30℃の常温に近い温度で時間をかけて乾燥します。大手メーカーは連続生産をするために、乾燥温度を高く上げ、6~12時間で出来上がりますが、生活クラブのパスタは出来上がるまで、72~100時間かかるそうです。
人手がかかり、生産性の低い方法ですが、この方法がパスタを最も美味しく食べれると信じて作っています。
いよいよパスタ作りに挑戦
篠原さんのお話が終わり、各テーブルでのパスタ作りが始まりました。今回は乾麺のスパゲティの他に、生のフィットチーネやペンネマカロニを使い、5種類のパスタを作っていきます。パスタごとに篠原さんのアドバイスが入り、それぞれ調理を進めていきます。
お店で味わえるプロの味をご家庭にいかがですか
和風パスタでは、【鎌田のだしつゆ】を使用しました。篠原さんも「コクがあって和風にピッタリですね」と大絶賛でした。皆さんもぜひご家庭で!
「お店で食べるようなモチモチした食感が美味しい~。」完成したパスタをテーブルごとに分け、全員で美味しくいただきました。家庭でも作る頻度の高い料理のせいか、食後の質疑応答では、美味しく作るコツの質問が飛び交っていました。
パスタを美味しく食べるコツ
- ソースは先に用意する。
- たっぷりのお湯を準備する((麺1に対してお湯10)。
- 沸騰させながら茹でる。
- 濃い塩茹ではしない(生活クラブのパスタは空気を含み、麺の組織が荒く、塩味も染み込みやす。沸点をあげる程度で十分とのこと。)
- ソースを加えたら再加熱はしない。