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50周年記念事業 生産者とつながろう!プレ学習会開催報告(新生わたらい茶・みえぎょれん販売)

  6月12日、東部公民館(山形市)にて、新生わたらい茶とみえぎょれん販売の2生産者によるプレ学習会が行われました。

 新生わたらい茶の山口さんと、みえぎょれん販売の前田さんからそれぞれお話をお伺いしました。

新生わたらい茶の山口さん

 

 新生わたらい茶がある三重県のお茶の生産量は静岡、鹿児島に次いで全国3位。わたらい茶では40~50haの面積でお茶の栽培を行なっています。1973年から無農薬での栽培を始め、生活クラブとの提携は1976年からスタートしました。全圃場で有機JAS認定を取得しており、堆肥による豊かな土作りを行なっています。その堆肥には生活クラブのなたね油の提携生産者である米澤製油の油粕、のりの提携生産者であるみえぎょれんの魚粕を用い、資源の循環、有効活用を実践しています。

 

ペットボトルのお茶は便利だけど…

 市販のペットボトル入りのお茶は原料が主に中国産で、製品化されない規格外の茶葉が使用されているというお話をお聞きしました。これによってコストダウンを図っている訳ですね。また残留農薬も心配です…。それに、フタを開けて放置しても黄色くなりませんよね…?あれ・・・

 

 

お茶の美味しい淹れ方とは

ここがポイント!!

実際に山口さんが淹れたお茶を飲んだ参加者からは「美味しい!」という声が聞かれました。

  • 約6g(スプーン一杯)が1人前。
  • 75~80℃のお湯を使うこと。ポットで沸かしたお湯を一旦湯呑みに注ぐことで、温度が10℃ほど下がります(同時に湯呑みも温める事ができます)。
  • 湯呑みから急須にお湯を入れて、15~30秒ほど待ったのち注ぎます。急須にお湯は残さず、最後の一滴までしっかり注ぐこと。この一滴に成分が凝縮されています。二煎目も美味しく頂けます。
  • お茶には軟水を使用し、カルキ抜きした方が良いそうです。

 

みえぎょれん販売の前田さん

 生活クラブとみえぎょれん販売の提携がスタートしたのは1976年。品目はのり・かつおぶし・ふりかけ・ごまなどです。のりは波の穏やかな伊勢湾で採れたものです。

「のり」の実情

 かつては国内自給率100%だった海苔ですが、漁師の減少や中国・韓国からの輸入の影響により今では70~80%に落ち込んでしまいました…。そしてこの「輸入のり」は、産地表示されずにコンビニのおぎにりや回転ずしの軍艦・のり巻きに使われている、という現状をお話して下さいました。

 海苔の品質は自然に大きく左右され、栄養が足りないと「色落ち」という現象が起こり、市場価値がなくなります。一生懸命育てた海苔が売り物にならない…このあたりの苦労が「のり漁師」の減少につながっているようです。「みえぎょれん販売」では海に栄養を供給するために、水源である山に木を植える活動を15年もの間続けています。

1日2枚は食べましょう

 海苔にはたんぱく質やカルシウム、その他にも様々な微量元素が含まれています。国内の海苔漁師を守るため、また毎日の栄養源として1日2枚は食べてほしい、と前田さんは語ります(最低でも1枚!)。

市販品との違い

 私たちが食べている生活クラブの海苔は、前田さんがグレードの良いものを選んで入札しています。(食べるたびに前田さんの顔が思い出されますね…笑)。色の黒いものほど品質が良いのですが、生活クラブの「焼のり」と市販品の色を比べてみると違いは一目瞭然!生活クラブの物流トラックで運ぶの

で、運送にかかる経費も大幅にカットされています。つまり、良

いのりを極力経費をかけずに取り組むことができるのです。

のり巻の作り方実演(太巻き編)

ここがポイント!!

 

 

 

  • まきすに1枚の海苔をのせ、220~230gの酢飯を海苔全面に広げます。(酢飯をのせすぎると上手くいきません。)
  • 端に酢飯で土手(小さい山)を作り、具材を土手のすぐ手前に置きます。
  • のりを巻いていきますが、このとき具材を持ち上げない様にするのがポイント!手前の海苔を持ち上げ、土手まで一周させてくっつけます。これできれいな太巻きになります。
  • 海苔と酢飯がなじむまで少し放置して、良く切れる包丁で8等分に切れば出来上がり!!

実演では調理台ごと数名のグループに分かれ、和気あいあいとしたムードでそれぞれ実践されていました。参加者のアンケートには「太巻きが自分で上手に作れて感激でした!」「生産者の方に感謝しながら食べていきたい」という声が寄せられました。消費材の良さを再認識、また組合員同士や生産者との交流の場にもなり、良い学習会になったと思います。

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