毎月大好評!生産者交流会!
第7回目の開催となる松見町事務所交流会が2015年1月22日(木)11時より山形市の松見町事務所で行われました。
今年最初の交流会に参加した組合員は17名でした。
生産者は白鷹農産加工研究会(以下、加工研)の奥山順子さんと前田さん。
甘酒、餅、漬物などの農産加工品を生産している他に、山形市緑町で”だんごcafe”も経営している、山形支部の組合員には身近な生産者です。
奥山さんから、研究会の成り立ちなどのお話を聞いた後、様々な試食をしました。
まず、醤油麹。
醤油麹はドレッシング代わりに使ったり、煮物に加えたり、とにかく万能な調味料。
醤油だけを変えた二種類の醤油麹を試食しましたが、味が全く違うことに参加者もびっくりしていました。
次に玄米もち。
全国版ライブリーにも入っていますが、もち全般は前田さんが担当されています。
加工研のもちは浸水させた後、しっかり水切りしているので、歯切れのよいもちになるそうです。
「子供にも安心して与えられる!」という感想もありました。
試食のコーンスープ(粉末スープなら何でもOK)に焼いた玄米もちを入れたもの、焼いた玄米もちにバターを絡めたものとも大好評でした。
受験生の夜食にもぴったりです。
「今回の交流会で是非お話ししたい。」とおっしゃっていた甘酒の話がありました。
日本古来の食品(甘酒、味噌、醤油、みりん、日本酒など)に使われる麹の酵素の働きは優れた分解力。
「でんぷん質やたんぱく質が分解されたものを食べると、体内の消化酵素を使わなくて良いので、負担が少ない。」
「病気の時に食欲が落ちるのは治癒しようと、代謝酵素が優先的に使われるから。」など、奥山さんのお話には興味が尽きず、参加者からも質問が多く飛び出しました。
「日本食には発酵食品が沢山あります。発酵食品を作るのは手間がかかりますが、そんな発酵食品を食事の中に取り入れることは体の元を作り、体を大事にすることに繋がります。」という言葉も印象に残りました。
いろいろな健康法、食べ方などがありますが、結局は「万遍なく食材を取り入れることが大事!」という考えや、長年の物作りの中で感じたこと、生産者の体験、科学的な根拠などを元に出来上がった消費材なんだなぁと感じました。
気温が低い日が続き、参加者が集まるか不安でしたが、17名の参加がありました。
「周りに食のことを話せる人がいないので、たくさん食のことを話せて嬉しかった。」と話してくれた初参加の組合員もいました。
同じような経験をした組合員は多いのではないでしょうか?
思いが共有できることで、この交流会が組合員同士を繋いでいく機会になると良いなぁと改めて感じました。
報告:山本摩衣子(消費委員担当理事)