甘夏のファンがまた増えました!
第8回 松見町事務所交流会 “きばる”
日時:2015年2月19日(木)11:00~13:00
場所:松見町事務所
今回で8回目を迎える松見交流会。今回は甘夏の生産者・きばるの高橋昇さんがはるばる熊本県から来てくださいました。
「水俣病は“環境を汚せば、それが人間に帰ってくる”ということが分かった人類初めての事例」という話がありました。今でも偏見による差別があるそうで、水俣病を理解するための教育がなされているそうです。
その水俣病で海で仕事が出来なくなった漁師たちが、山に上がり、始めたのがみかん農家。「被害者が加害者になってはならない!」と農薬を極力使わず(高橋さんは3年前から無農薬に挑戦しているそうです)、甘夏を作っています。
8月31日までに南向きの畑(暖かいので虫が出やすい)で5成分の農薬散布。それ以降は農薬を使いません。慣行栽培が22成分を散布することを考えると、その少なさには驚きです。除草剤、防腐剤も未使用。ワックスによるツヤ出しもしないので、この時期、全国の生活クラブの組合員活動では、「皮まで食べましょう!」ときばるの甘夏を使ってのマーマレードやピール作りがさかんに行われます。
柑橘類だけではないでしょうが「過度の見た目重視の消費行動が何を生むのかなぁ。水俣病の歴史と現実。山形県の近くの何処かでも聞いたことあるなぁ(同じような道を辿るのでしょうか)」・・・色んなことを感じました。
そして、みかんの段々畑、花の写真。初めて見る組合員が多く、その美しさには思わず歓声が上がりました。
お楽しみの試食も今回は山形支部組合員有志(会場に早く集まった組合員で、綿密な打ち合わせもないのにチームワーク、バッチリ!)で準備。甘夏寿司にマーマレード、ピール、サラダと甘夏尽くし!見た目も味も素晴らしかったです(^_^)
「今までも食べていたけど、これからも食べていきたい」「今まで、仕方なく市販の柑橘類でピール作りをしていたが、これからはきばるの甘夏で作ります!」などたくさんの感想が寄せられました。参加の組合員も今年度定期開催した交流会で顔馴染みになった組合員ばかりで、和気あいあい。最後は大きな拍手で終わりました。
消費担当理事:山本摩衣子