復興のつどい・追悼式が行われました
平成26年度 東日本大震災復興祈念事業(米沢会場)
あれから4年、復興は遠い!風化させるな!!
避難者と市民ら、約400人が祈りを捧げました
2015年3月11日(水)10時~18時、伝国の杜置賜文化ホールにおいて、「復興のつどい・追悼式」が行われました。今もなお4千人を超える避難者が山形県で、そして約1,500人の避難者が置賜地域で避難生活を送られています。
本事業は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災から4年を迎えるにあたり、震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災地をはじめとした東北全体の復興・再生を願うものです。会場入り口には献花台が設けられ、避難者と市民ら約400人が、ともに祈りを捧げました。
希望が持てる心の復興を!
オープニングでは、行者菜の生産者「ひなた村」の遠藤孝太郎さんらによるフォークグループ「影法師」の復興コンサート。
続いて、実行委員長の井上肇さん(生活クラブやまがた特別顧問)から、本当の『絆』を取り戻せるよう、「心の復興」と「被災地の復興」の両輪が並行して回っていかなければならない。被災者の 皆様が一日も早く、希望を持ってそれぞれの故郷に戻れることを、心より強く願っております」と挨拶しました。
また、「スマイルハウス」の草苅美紀さんより、震災後、米沢に避難してきた親子に対しての支援活動を報告しました。草苅さんは生活クラブやまがたの組合員でもあり、託児などで生活クラブの活動をサポートいただいています。
女優の藤原紀香さんも駆け付けてくれました
井上肇さん(実行委員長)が藤原紀香さんへお手紙を差し上げたところ、お忙しいスケジュールを割いて本事業に駆け付けてくれました。藤原さんは「そして世界の子どもたちへ」と題してミニ・トークを展開。
「私も20年前に起きた阪神大震災で被災した。その時、芸能人がたくさんボランティアに来てくれて、支援も注目も一気に集まったことを知った。この力はすごい!私もこういう活動をしたいと思い女優になることを決めた」とのこと。現在は忙しい女優業の傍ら、NPO法人を立ち上げ、アフガニスタンの子どもたちのために写真展を開催していること、また東北でのボランティア活動の様子などを紹介しました。