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ブナ苗(実生)採取・ハイキング 報告

 10月31日(土)、ここ数年 雨や熊の出没などの影響で中止になっていた秋の恒例企画「ブナ苗(実生)採取・ハイキング(白鷹農民組合主催)」を、三年ぶりに実施しました。当日も朝からの小雨で天気を心配しましたが、徐々に陽がさしてきて無事に最後まで行うことができました。


 参加者は「おきたま米」の生産者 鈴木純一さん(白鷹町十王)と紺野喜一さん(白鷹町畔藤)、農産物委員会から佐藤登紀子さん、地区担当職員の曽野部勝啓と金子憲夫の5人が参加しました。いつもなら「葉山の山を守る会」の方たちも参加して10人前後になるのですが、今年は少し寂しい人数でしたが、紅葉を見ながら山のきれいな空気を堪能してきました。


 散策ルートは洪水などで道が寸断され、今年は別のルートで山の頂へ進みました。途中、車で行ける所まで行ってあとは歩いて、山には靄がかかりとても幻想的でした。上の方に登りようやくブナ林を発見、その下にある実生を50本程採取してきました。帰り道では、山の達人?曽野部勝啓職員の「きのこ目」が大活躍!「なめこ」や「ムキ茸」を発見しては、秘密兵器を持って沢へ滑るように落ちてキノコを確保。さすがの達人技で、美味しい「なめこ汁」をいただくことができました。


 ところで、なぜブナの実生採取を行っているのかと言うと、「おきたま米(白鷹)」は、以前から「しずく米」と呼んでいます。田んぼを潤す水源は、ブナ林が雨や雪を浄化してミネラルを含んだ水を供給しています。そのブナが、ここ数年の森林伐採や雪でつぶれたりして、なかなか成長しないとのこと。そこで、お米の生産者が中心となり、ブナ林を豊かにしようという活動を行っています。ブナの実生(20㎝程の苗木)を山から採取し下の畑で成長させ、また山に植林するという活動です。今回は山からの採取を行ってきました。

 最後に、自然の恵みに感謝しながら自然の手助けを少しできた気持ちになりました。来年は、より多くの参加を呼び掛けて、この活動を広めていきたいと思います。

(写真左から)

鈴木純一さん、佐藤登紀子さん、紺野喜一さん、曽野部勝啓さん

 

撮影・報告:農産物委員会担当職員 金子憲夫

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