平牧工房の生産者交流会を行いました
つくった人に会いにいこう!
9月17日(土)白鷹地区運営委員会主催にて、平牧工房生産者交流会「市販品と比べてみよう&ウィンナー作り」を開催しました。参加者は26人(子ども除く)。添加物の多い食品といえば、ハム・ベーコン・ウィンナー。では市販品と生活クラブの消費材はどのくらい違うのか、実際に平牧工房の五十嵐悌一さんと梅津一紀さんを招いてお話を聞きました。
肉より安い加工肉!? これってヘン!
ウィンナーは肉を加工して出来ています。普通に考えたら肉より加工賃分高くなるはず。でも市販品はとっても安く売られていますよね。なぜでしょう?
今、市販で売られているウィンナーの8割は原料の豚肉が輸入品で作られています。冷凍の精肉の状態ですから、どんな風に育てられたか全くわかりません。また、肉を(かさ増し)するために肉と同量の水を入れ、「植物性たんぱく」や「乳たんぱく」を入れます。色をきれいに出すために「発色剤」を入れますが、これは肉に反応するので肉が少ないウィンナーでは色がまだらになってしまいます。そこで「着色料」で色をつけるわけです。もちろん味も薄まっていますから、「化学調味料」をたっぷり添加。このままだとユルユルですから「リン酸塩」でうまくまとめます。こうして少ない肉から大量の安いウィンナーができるのです。
一般的なウィンナー1袋に使われている添加物
★ 発色剤:亜硝酸Na、k
★ 着色料:食用赤色102号
★ 酸化防止剤:ビタミンC
★ 結着補強剤:リン酸塩
★ 調味料:アミノ酸など
★ 合成保存料:ソルビン酸K
★ L-グルタミン酸Na
市販のウィンナーの事実を聞いた後、参加者みんなで羊腸にゆっくりとひき肉を詰めながらウィンナーを作りました。10分ほど茹でたあと、味輝の全粒食パンに挟んで美味しくいただきました!
平牧工房が生活クラブと出会ったのは、赤いウィンナー全盛期の昭和48年。当時、冷蔵車もなく添加物を使わないウィンナーは、組合員に届く前に腐ってしまいました。
でも生活クラブの組合員は「本当に無添加なのね!」とあらためて提携が始まりました。組合員がどんなウィンナーを食べたいのか、それが消費材の原点にあります!